でもWorkstationは個人としては地味に高いし、
評価版で期限切れなんてのも地味に嫌だ。
なので、手持ちの道具でなんとか試すこととした。
ようはDHCP管理下でない環境を作ればいいわけだから
HUBでもいいのだけど、それだとインターネット経由の
aptitudeができないから、無線ルータのDHCP機能を
offにすればそっくり動かすことが出来る。
・Windows7 PC1台:i72.13GHz、8GBmem、45GBHDD空き容量、VMware Player5導入済
・無線ルータ1台:Buffalo AirStation WZR-HP-G450H
※なお、crowbar adminノードが2GBメモリ+20GB以上のHDDが必要となる
インストールするのはcrowbar_betty3.iso(Crowbar+OpenStack essex)、
とりあえず枯れているバージョンを選び、
できるだけデフォルトIPアドレス設定(192.168.124.10/255.255.255.0)を
そのまま使うこととする。
正直イロイロ設定ファイルを変更すればいいのだけど
へんなところで悩むのはちょっといやなので..
1. ISOイメージ取得
・PC上ブラウザからhttp://robhirschfeld.com/crowbar/を開く・Current open source ISOs: 「http://crowbar.zehicle.com」を押下
・Stable/Release ISOsの「OpenStack Essex on Crowbar 1.5 (Ubuntu 12.04)」を押下
※日本からだとかなり線が細いらしく、結構時間が掛かる
2. 無線ルータ設定変更
※WZR-HP-G450H本体の初期化から書いています・全部ケーブルをはずしACアダプタのみ接続させておく
・本体背面のRESETボタンを細い針金か何かで押す
※本体前面DIAGランプが赤点滅しだしたら離す
※再起動しDIAGランプが消えるまでまつ
・Internet側にインターネットケーブルを接続
・LAN側にPCとつなぐ
※PCがDHCPでIPアドレスを取得できるまで待つ
・PC上ブラウザからhttp://192.168.11.1/を開く
・ユーザID「root」、パスワードなしで「OK」押下
・上のメニュータブから「Internet/LAN」を押下
・メニュータブのすぐ下にあるボタン群から「LAN」ボタンを押す
・LAN側IPアドレス「192.168.124.1」
・サブネットマスク「255.255.255.0」
・DHCPサーバ機能のチェックをはずす
・「設定」ボタンを押す
・ブラウザを閉じる
3. PCの物理NIC設定変更
※無線ルータ側を変えたのでPCのLAN設定も変更する・PCを無線ルータのLAN側に接続する
・スタート>コントロールパネル>ネットワークと共有センター
・「ローカルエリア接続」を押下
・「プロパティ」ボタン押下
・「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択する
・「プロパティ」ボタン押下
・「次のIPアドレスを使う」をチェック
・IPアドレス「192.168.11.2」
・サブネット「255.255.255.0」
・デフォルトゲートウェイ「192.168.124.1」
・「次のDNSサーバを使う」をチェック
・優先DNSサーバ「192.168.124.1」
・「OK」を押す
※これで再度インターネットにも接続できるようになる
4. Crowbar adminノードセットアップ
・VMware Playerを起動する・「新規仮想マシンの作成」を押下
・「後でOSをインストール」をチェックし「次へ」ボタン押下
・「Linux」、「Ubuntu 64ビット」を選択し「次へ」ボタン押下
・仮想マシン名、場所は適当でOK、「次へ」ボタン押下
・「次へ」ボタン押下
・「ハードウェアをカスタマイズ」を押下
・「メモリ」を選択し、「2GB」
・「新規CD/DVD(IDE)」を選択し、「ISOイメージファイルを使用する」をチェック
・「参照」ボタンを押し、先程ダウンロードしたISOイメージファイルを選択
・「ネットワークアダプタ」を選択し、「ブリッジ:物理ネットワークに直接接続」をチェック
※「物理ネットワーク接続の状態を複製」はチェックしない
・「閉じる」ボタン押下
・新規作成した仮想マシンを選択し、「仮想マシンの再生」を押下
※Ubuntuの自動インストールが実行されるのでloginプロンプトが出るまで待つ
・「crowbar/crowbar」でログイン
・「sudo su -」 (パスワード:crowbar)
・日本語キーボードの場合のみ以下の操作を実行
- 「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」
※Ubuntuインストール時のCUI画面が表示される
- 使用中のキーボードに近いものを選択→「Japanese」→「OK」
- 「Japanese - Japanese (Kana)」→「OK」
- 「Alt+Shift」→「OK」
- 「No temporary switch」→「OK」
- 「The default for the keyboard layout」→「OK」
-「No compose key」→「OK」
※プロンプトに戻る
・「echo "Asia/Tokyo" | tee /etc/timezone」
・「dpkg-reconfigure --frontend noninteractive tzdata」
・「cd /tftpboot/ubuntu_dvd/extra」
・「./install admin.crowbar.org」
※しばらく時間がかかる、プロンプトが戻ってきたら終了
5. 動作確認
※新たに仮想マシンを作ってcrowbarがインストール対象として認識させるまで・PC上ブラウザから「http://192.168.124.10:3000」を開く
・「crowbar/crowbar」でログイン
・「Nodes」を選択
※sw-adminグループにadminが1つだけ存在する
・PC上にもうひとつVMware Playerを実行させる
・「新規仮想マシンの作成」を押下
・「後でOSをインストール」をチェックし「次へ」ボタン押下
・「Linux」、「Ubuntu 64ビット」(適当でOK)を選択し「次へ」ボタン押下
・仮想マシン名、場所も適当でOK、「次へ」ボタン押下
・「次へ」ボタン押下
・「閉じる」ボタン押下
・新規作成した仮想マシンを選択し、「仮想マシンの再生」を押下
※すると以下の様なネットワークブートが動き出し
crowbar画面に1つ新たにノードが現れればOK
p.s.
crowbar adminノードにはDHCPサーバ、DNSサーバだけでなく、
Chef、Nagious、Gangliaなどのソフトウェアも一気に入る。
..といっても使い方わかってないから覚えないと..
p.s.2
無線ルータを再度リセットする場合は、
背面のRESETボタンを針金で押して下さい。
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