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2021年4月21日水曜日

kubectl run --restart=Always を実行してもDeploymentが作成されない

 

Udemyの某k8s研修を受講していたのだけど、
そのなかで kubectl run --restart=Always でpodを作成すると
自動的にdeploymentも作成される
とあり、
そのとおりにminikube上で動かしたところ..deploymentが作成されなかった(ただpodは正常に作成できた)。

で、調べてみると、以下の記事を見つけた

Kubernetes 1.18 broke “kubectl run”, here’s what to do about it
https://alexellisuk.medium.com/kubernetes-1-18-broke-kubectl-run-heres-what-to-do-about-it-2a88e5fb389a


上記を読むと、1.18で仕様が変わっているらしい
で minikube versionを実行すると..

minikube version: v1.19.0

..どうもなくなったバージョンのminikube環境だったようだ..

対処法も一応上記の記事には書かれている。

1. REST APIとclient-go(OpenFaaS)などのクライアントの使用
2. YAMLファイルを手作りするか、より現実的には、StackOverflowまたは既知の例からコピーして貼り付ける
3. kubectl run -o yaml --dry-run=client ~を使って一旦YAMLファイル化する




..最初の方法は研修環境minikubeでは無理。
2と3は、Deployment 設定がかかれたYAMLファイルを作ってkubectl apply -f しろということ。で、3は既存のkubectl runしたときpodを作成せずに一旦標準出力にYAML形式で出力してくれるので、これをもとにDeployment設定を書きなさいよ、ということらしい..

上記記事にはDeployment設定の入ったYAMLサンプルがはいっている(以下)。

apiVersion: apps/v1
kind:
Deployment
metadata:
  name: nginx-1
  labels:
    app: nginx
spec:
  replicas: 1
  selector:
    matchLabels:
      app: nginx
  template:
    metadata:
      labels:
        app: nginx
    spec:
      containers:
      - name: nginx
        image: nginx:1.14.2
        ports:
        - containerPort: 80



kubectl run --dry-run=client した形式を2番めのspecタグ内に書き込んで、おおもとのkindはDeploymentにして、Deployment用のspecを1番めにちょこちょこなおしていくしかない..

つまりはYAMLファイルの書き方をきっちり勉強しないとだめってことだ。

..なんか、易しくないな..

追記)

..もうすこし kubectl を調べてみると

kubectl create deployment --image <イメージ先> <deployment名>

を実行することで、Deploymentを作れることが判明した。

#しかも、Udemy講座の先のセクションで上記の説明もあった..

 

..とはいえホットデプロイを運用でやるなら
結局はコマンドではなくYAML定義ファイルを
使いこなしたほうがいいのだとおもう。

2021年4月14日水曜日

DockerfileのCMDを環境変数で処理を分岐させる

小ネタシリーズ。

Dockerfileをビルドしたイメージをdocker run する際に
-e オプションで環境変数を渡して
CMDに指定したコマンドの実行を切り分けたい場合、
if else fi を使えば対応できます。

たとえば以下のようなDockerfileを書いて

FROM ubuntu:20.04

ENV type="fufufu"

# 環境変数 type が "fufufu" か "hehehe" の場合と
# それ以外の場合のかき分け
CMD if [ ${type} = "fufufu" -o ${type} = "hehehe" ]; then \
        echo "type is ${type}"; \
        echo "hehehe"; \
  else \
        echo "type ${type} is unknown"; \
    fi;



docker build -t test/test:latest .

を実行したあとで

docker run -e type="hehehe" test/test:latest

を実行すると

type is hehehe
hehehe


と表示され、

docker run -e type="hohoho" test/test:latest

を実行すると

type hohoho is unknown


と表示されます。

既存アプリケーションをK8s上でコンテナ化して動かす場合の設計注意事項メモ

既存アプリをK8sなどのコンテナにして動かすには、どこを注意すればいいか..ちょっと調べたときの注意事項をメモにした。   1. The Twelve Factors (日本語訳からの転記) コードベース   バージョン管理されている1つのコードベースと複数のデプロイ 依存関係 ...