書店でCloudStack徹底入門(翔泳社)が発刊されていたので早速買う。
CloudStackやOpenStackはGoogle一本釣りで情報をかき集めていたため、知識や情報がパッチワーク状態で「CloudStackの基礎知識」に抜けがあるのかどうか気になっていたのだ。
これを機にちょっと正しく情報を整理しようと購入してみた。
CloudStack徹底入門/翔泳社
ざーっとななめ読みしてみると、たしかに知らないところが結構ある。
・ゾーンにはパブリック、プライベートがあること
・パブリックゾーンは全ユーザがインスタンスを作れること
・プライベートゾーンは特定のドメイン傘下でないとインスタンスを作れない
・プライマリストレージをローカルで作成するとライブマイグレーション機能が使えない
・ローカルでプライマリストレージを作るにはsystem.vm.lovsl.storage.requiredをtrueにする
・セカンダリストレージにOpenStack Swiftも使える
・基本ネットワーク+NetScaler(製品)でロードバランサ/静的NATが実現可能
・ネットワーク、特にVPNあたりの解説はきちんと読んでおかないと..
・インストレーションはRedHat系中心、yumでインストールする手順
・KVM/XenServer/VMwareごと、基本/拡張ゾーンの導入方法も記載されている
・OpenStack Swift連携の手順も紹介されている
・cloudmonkey(CLI)の導入と簡単な使い方
・CloudStack APIをコールするURLの作り方(Linux上のコマンドを使って)
・AWS互換APIの使い方、たぶんさわりくらい
・お試しCloudStack環境としてVirtualBox上で動くDevCloudというのがあるらしい
・ソースからのビルド方法
・日本語訳ドキュメントのありか
・CloudPortal、enStratus、Chef、RightScaleの概要
・NetScalerやJuniparSRX、MidoNet、Stratosphereのネットワーク系ソフトの概要
・Engine YardとかForgeなどのPaaS系(さすがにVMware系のCloudFoundryは無いか..)
・ストレージ系のCATStorやCloudianの紹介など
インストレーションについては、まあUbuntu派なので(個人的には)不要だったけど、自分がきちんと理解しきれていない拡張ネットワークやらVPNなどのネットワーク系は、整理するのに役に立ちそう。
それにCloudStack自体にふりまわされていて正直周辺の製品やオープンソースやらはよく理解できていなかったが、このへんの基礎知識を収集する手間が省けそうだ。
なお、
Apache CloudStack Docs翻訳プロジェクトのリポジトリは
以下にあります。
https://www.transifex.com/projects/p/ACS_DOCS/language/ja_JP/
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