Ubuntu Serverはインストールイメージに
Enterprise Cloud(Eucalyptus)を抱えているのに
あえて CloudStack をインストールしてみた。
既にCloudStack3がでてはいるのだけど、
Ubuntuパッケージ管理aptitudeで取得できる
パッケージだと2.1.7なので
実用なら枯れたバージョンになると思い
まずこっちをインストールした。
後で3もためしてみるつもりだ。
#CloudStack3.0はこちらを参照のこと
最初 Latest である 11.04 でがんばっていたが
Cloud.comのフォーラムで
11.04はサポートしてないから 10.04使ってね
という記事のアイコンの顔を見たら
一気に11.04でヤル気が失せ
10.04.3LTSを使った。
図の中で灰色は最初の状態、
水色はインストールしたOSやパッケージ、
白色はストレージやデータなどだ。
CloudStackに必要なのは
- Management Server
- console proxy
- Database Server
- Primary/Secondary Storage
- Computing Node
仮想マシン1つで構築する。
Computing NodetとStorage系はもう一つの中身空っぽの
マシン(Mouse Computer)だ。
あとWindows7上にApacheを入れてISOイメージ
をダウンロードできるようにした。
これはCloudStackへTemplateとして導入する
ISOイメージを吸い取らせるためだ。
管理コンソールが動いているサーバは
直接インターネットにつながっていないので
苦肉の策でISOを落とせるHTTPサーバを用意した。
基本CloudStack側に吸い取らせれば不要だ。
Ubuntu Server 10.04.3 LTS ISOイメージは
Windows7上にダウンロード済みとする。
空のPCにインストールするため別途DVDも用意。
1. Management Serverのインストール
1.1 仮想マシン作成
- VMware Player起動
- 新規仮想マシンの作成
- 後でOSをインストール
- 次へ
- Linux/Ubuntu 64ビット
- 次へ
- 次へ ←格納場所は適当に変更する
- 20.0GB/仮想ディスクを複数のファイルに分割
- 次へ
- ハードウェアをカスタマイズ
- 新規CD/DVD(IDE)
- ISOイメージファイルを使用する
→Ubuntu Server 10.04.3 LTS ISOイメージのパス
- ネットワークアダプタ
- ブリッジ:物理ネットワークに直接接続
- 閉じる
- 完了
- Ubuntu 64ビット
- 仮想マシンの再生
1.2 OSインストール
※インストール画面が表示される
- 日本語
- ~Ubuntuサーバをインストール
- HappyHackingKeyboard ←環境に合わせて設定
- Japan
- Japan - Kana
- Alt+Shift
- 戻る ←DHCPが効いてしまったので
- ネットワークを手動で設定 ←DHCPが聞いている場合のみ
- 192.168.0.100 ← Management Serverの物理NIC
- 255.255.255.0
- 192.168.0.1 ←デフォルトゲートウェイ
- 192.168.0.1 ←DNSサーバ
- shochiku ←物理マシンのホスト名
- hogehoge.jp ←ドメイン名、空欄でも良い
- ガイド-ディスク全体を使いLVMをセットアップする
- SCSI1 (0,0,0) (sda) - 20.0 GB..
- はい
- はい
- 20.0 GB
- はい
- Tomoko Nakajima
- tomoko
- nakajima
- nakajima
- はい
- いいえ
- http://192.168.0.1:8080/
- セキュリティアップデートを自動的にインストールする
- 続ける
- はい
- 仮想マシン
- 仮想マシンの設定
- CD/DVD(IDE)
- 物理ドライブを使用する ← DVDメディアなしを確認しておく
- 続ける
※再起動しログインコンソール表示
- tomoko
- nakajima
- sudo su -
- nakajima
- vi /etc/sysctl.conf
(最終行に以下の1行追加)
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
- reboot
1.3 CloudStack client/databaseインストール
※再起動しログインコンソール表示
- tomoko
- nakajima
- sudo su -
- export LANG=C
- aptitude update && aptitude -y upgrade && aptitude -y install ssh sysv-rc-conf mysq-server nfs-client
- nakajima ←MySQL rootパスワード
- nakajima
- ufw allow 21
- ufw allow 80
- ufw allow 8080
- ufw allow 8096
- ufw allow 8250
- vi /etc/apt/sources.list
(最終行に以下追加)
deb http://download.cloud.com/apt/ubuntu/stable/oss ./
- aptitude update && aptitude -y install cloud-client
- Yes ←日本語表示でもYesでOK
- service tomcat6 stop
- sysv-rc-conf tomcat6 off
- cloud-setup-databases cloud:nakajima kvm --deploy-as=root:nakajima
←MySQL cloudパスワード登録
- visudo
(rootから始まる行の次に以下の1行追加)
cloud ALL=(ALL) NOPASSWD: /bin/mount,/bin/umount,/bin/chmod
(キー操作:viではないので注意)
^X
Y
Enterキー
- cloud-setup-management←Ubuntu Server 11.04だとここでエラーになる
1.4 CloudStack console-proxyインストール
- aptitude -y install cloud-console-proxy
- ufw allow 8001 ←必要か?
1.5 動作確認(Windows7マシン上で)
- ブラウザ起動
- http://192.168.0.100:8080/client
- admin
- password
- /
- Loginボタン→管理コンソールが上がる(操作しない)
- Log off ← 右上にある
2. ISOイメージダウンロード用HTTPサーバのインストール(省略)
※Windows7上マシンにApache2.2.22をインストール
Typicalでそのままインストール
- Ubuntu Server 10.04.3 LTS ISOファイルを以下にコピー
C:\Program Files (x86)\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs
なおWindowsファイアウォール設定には注意すること
3. Computing Nodeのインストール
※空のPC上で操作する3.1 OSインストール
※インストール画面が表示される
- 日本語
- ~Ubuntuサーバをインストール
- HappyHackingKeyboard ←環境に合わせて設定
- Japan
- Japan - Kana
- Alt+Shift
- 戻る ←DHCPが効いてしまったので
- ネットワークを手動で設定 ←DHCPが聞いている場合のみ
- 192.168.0.101 ← Management Serverの物理NIC
- 255.255.255.0
- 192.168.0.1 ←デフォルトゲートウェイ
- 192.168.0.1 ←DNSサーバ
- fortuneteller ←物理マシンのホスト名
- hogehoge.jp ←ドメイン名、空欄でも良い
- ガイド-ディスク全体を使いLVMをセットアップする
- SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB ATA Hitachi HDS72105
- はい
- はい
- 499.8 GB
- はい
- Tomoko Nakajima
- tomoko
- nakajima
- nakajima
- はい
- いいえ
- http://192.168.0.1:8080/
- セキュリティアップデートを自動的にインストールする
- 続ける
- はい
- Ubuntu Server 10.04.3 LTS DVDを取り出す
- 続ける
※再起動しログインコンソール表示
- tomoko
- nakajima
- sudo su -
- nakajima
- vi /etc/sysctl.conf
(最終行に以下の1行追加)
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
- reboot
※再起動しログインコンソール表示
- tomoko
- nakajima
- sudo su -
- export LANG=C
- aptitude update && aptitude -y upgrade && aptitude -y install ssh sysv-rc-conf
3.2 NFSサーバ(1st/2nd Storage)のインストール
- aptitude -y install nfs-kernel-server
- mkdir -p /var/nfs/1st
- mkdir -p /var/nfs/2nd
- vi /etc/exports
(以下2行を最後に追加)
/var/nfs/1st 192.168.0.0/16(rw,sync,no_root_squash,no_subtree_check)
/var/nfs/2nd 192.168.0.0/16(rw,sync,no_root_squash,no_subtree_check)
- exportfs
- service nfs-kernel-server start
- sysv-rc-conf nfs-kernel-server on
3.3 CloudStack agentのインストール
- vi /etc/hosts
(1行追加)
160.14.101.100 shochiku shochiku.hogehoge.jp
- vi /etc/apt/sources.list
(最終行に以下追加)
deb http://download.cloud.com/apt/ubuntu/stable/oss ./
- aptitude update && aptitude -y install cloud-agent
- Yes
- cloud-setup-agent
- Enterキー
- shochiku ←IPアドレスでもいい、どうせ変わるみたい
- Enterキー
- vi /etc/network/interfaces
(2行追加)
auto eth0
iface eth0 inet manual
- iptables -I FORWARD -i cloudbr0 -o cloudbr0 -j ACCEPT
- ufw allow proto tcp from any to any port 5900:6100
- iptables -A FORWARD -i cloudbr0 -o cloudbr0 -j ACCEPT
4. CloudStack初期設定
※Windows7に戻る4.1 Public IP Range設定
- ブラウザ起動
- http://192.168.0.100:8080/
- admin
- password
- /
- LogInボタン→管理コンソール表示
- Configuration
- Zones
- Zone: Default ←この手順だとDefaultゾーンまで作ってくれる
- Add Public IP Range
※ダイアログ表示
- zone-wide
- 192.168.0.1
- 255.255.255.0
- 192.168.0.0 - 192.168.0.254
- Addボタン
※ダイアログ消える
4.2 Storage設定
- Storage
- Add Primary Storage
※ダイアログ表示
Default
Default
prime
NFS
192.168.0.101
/var/nfs/1st
prime
Addボタン
※ダイアログ消える
- Secondary Storage
- Add Secondary Storage
※ダイアログ表示
- Default
- 192.168.0.101
- /var/nfs/2nd
- Addボタン
※ダイアログ消える
4.3 Template(ISO)設定
- Templates
- ISO
- Add an ISO
※ダイアログ表示
- Ubuntu Server 10.04.4 LTS
- Ubuntu Server 10.04.4 LTS
- http://192.168.0.2/ubuntu-server-10.04.4-amd64.iso
- All Zone
- Yes
- Ubuntu 10.04
- Createボタン
※ダイアログ消える
- Refresh→StatusがReadyになるまで繰り返す
5. Instance(仮想マシン)新規作成
- Instances
- Instances
- Create a new VM
- Default
- Blank Template
- Ubuntu Server 10.04.4 LTS
- Go to Step 2
- Small Instance, Direct Networking, $0.05 per hour
- Go to Step 3
※optionはとりあえず空欄で試行
- Small Disk, 5 GB
- Go to Step 4
- Submit
- view(画面アイコン部分)
→コンソールが表示される
※以降省略
以上
気づいたこと
- proxy環境だと結構厄介
- KVMは個別に先にインストールすると変になる
- console-proxyをインストールしないとInstanceのviewボタンがエラーに
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