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2011年4月13日水曜日

「Salesforce CRM システム管理者コース修了者対象Force.com基礎コース」を受講する




長ったらしいタイトルのコースだが
先日受講してきた。


もらったテキストは以下のコース(章)に
わかれている。

・Force.comイントロダクション
Force.com概要をざっくり説明する。
正直さきのコースの焼き直しだが、
Salesforceの研修で「Force.com」と記載のあるものは
基本PaaSとしてSalesforceを使うらしいことと、
Force.comライセンスとSalesforce CRMライセンスとの
違いくらい。

・アプリケーション基礎
アプリケーション、タブ、ページレイアウトを
含むオブジェクトの作り方の復習。
カスタム項目として暗号化項目
(入力したら*やらXでマスクされる項目)の作り方、
変更セット(SVnのタグみたいなやつ)くらいが新出。

・複数ユーザのためのアプリケーション設計
プロファイル、ロール、共有ルール、手動共有などの
セキュリティモデル復習が中心。
新出はApex共有
(手動共有ボタン押したときの理由項目を増やす)
くらい。
あとForce.comライセンスとSalesforce CRMライセンスとの
違いかな。

・ビジネスプロセスの実装
入力規則、ワークフロー、承認プロセスの復習。
新出はデバッグログ
(指定したオブジェクトの操作を20件までログをとる)。
ワークフローや承認プロセスで埋め込める
アウトバウンドメッセージを使ったり、
動的に承認者を割り当てる方法
(Apexトリガを使うが詳細説明なし)
などを学習する。

・データ管理
インポートエクスポートのより実践的な方法の説明。
新出はデータローダを
コマンドラインから実行する方法くらいか。
実際にインポートする演習が山かな。

・分析
レポート機能の復習..らしい。
結局時間がなく、
新出項目以外はばっさり省略されてしまった。
新出は分析スナップショット
(レポートを時間串で見るための機能)のみ。


もともと演習テキストが充実していて
人材採用システムをカスタムアプリを
ほぼ宣言的実装で作ってしまうという
Force.comの基礎ともいう位置づけのコンテンツで、
これを管理者コース受講者は差分だけ学習する。

なので、演習もとびとびで
いまいちやったという充実感が常に欠ける
研修だった。

ぶっちゃけていえば、
上記の新出項目をヘルプで読み解いて
Developer Editionで試しておけば
わざわざお金をはらって受講する必要はない。

特に
正直コンサルタント資格取得を目指す人は
不要だと思う。
管理者コース終わったら、
コンサル受験のコースへそのまま進めばいい。

演習自体は
ワークブックのアプリをもう少し難しくしたくらいの内容。
Developer Editionではライセンス数の上限があるので
どうしてもプロファイルやロールにバリエーションが
だせないので、
その辺は実践的とは言えるかもしれないけど。


内容が復習8割新規2割だったためか、
受講しても
ふわふわした感じがして
他の研修と比べるとどうしても
手抜き感をうけてしまう。


興味のある方は受けてみてください。

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