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2018年2月6日火曜日

TensorFlow 1.6.0-rc0 の案内がタイムラインに..

つい先日 1.5.0のコンテナに差し替えたばかりだというのに
今日ふとタイムラインをのぞくと..


えーっ、もう1.6.0-rc0かよ...

とりあえずリリースノートを確認してみた。
以下、勝手翻訳なので参照される方は at your own riskでお願いします。

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TensorFlow 1.6.0-rc0

Assets




リリース1.6.0

Breaking Changes

予めビルドされたバイナリは、CUDA 9.0およびcuDNN 7に対して構築されています。 
事前ビルドされたバイナリはAVX命令を使用します。古いCPUでTFが破損する可能性があります。


主な機能と改善点

  • tf.estimator.{FinalExporter,LatestExporter}今すぐ削除されたSavedModelsをエクスポートします。これにより、SavedModelの前方互換性が向上します。 
  • XLA CPU / GPUにFFTサポートが追加されました。

バグ修正やその他の変更


  • ドキュメントの更新:
    • ML入門者を対象としたGetting Startedの第2版が追加されました
    • resize_images.align_cornersパラメータに関する明確な文書
    • TPUの追加ドキュメント。
  • Google Cloud Storage(GCS):
    • クライアント側のスロットルを追加します。
    • FileSystemインターフェイスにFlushCaches()メソッドが追加、これはGcsFileSystemに実装されています
  • その他:
    • 非スロット変数用の新しいオプティマイザ内部API。_beta [12] _powerにアクセスするAdamOptimizerの派生は更新する必要があります。
    • tf.contrib.distributions.Kumaraswamyを追加。
    • RetryingFileSystem::FlushCaches()はベースFileSystemのFlushCaches()を呼びます
    • ディストリビューションにauto_correlationを追加します。
    • tf.contrib.distributions.Autoregressiveを追加。
    • SeparableConv1D レイヤを追加。
    • 畳み込み Flipout レイヤを追加。
    • tf.matmulの両方の入力が bfloat16 の場合、float32の代わりにbfloat16を返却。
    • tf.contrib.image.connected_componentsを追加。
    • tf.contrib.framework.CriticalSectionを追加し原子変数アクセスを可能に
    • 分類タスクのためのツリー予測に対する出力分散。
    • ptコマンドおよびevalコマンドのために、テンソル値をファイルシステムにnumpyファイルとして書き込むことが可能に。
    • gRPC:(gRPCの内部エラーを返す代わりに)切り捨てエラーを伝播。
    • 2種類のプリフェッチをサポートするためにparallel_interleaveを拡張。
    • C64関連のログ、pow、atan2、tanhに対するXLAサポートの改善。
    • 確率論的畳み込み層を追加する。

APIの変更

  • 下位互換性のため、デフォルト設定をFalseにしたprepare_varianceブール値を導入。
  • layers_dense_variational_impl.pylayers_dense_variational.pyへ移動。

既知のバグ

  • XLAを使用すると:CUDA 9およびCUDA 9.1でGPUを実行すると、ゴミの結果CUDA_ILLEGAL_ADDRESS失敗が発生
Googleは、2017年12月中旬に、CUDA 9 とCUDA 9.1 のPTX-SASSコンパイラが、大規模なオフセット(たとえばload [x + large_constant] )のある64ビットアドレス計算をSASSの32ビット算術に分解するときにキャリービットを正しく計算しないことがあることを発見しました。

その結果、これらのバージョンでは 、4GB以上の一時メモリ ptxas を使用するほとんどのXLAプログラムが誤ってコンパイルされます。その結果、ゴミの結果や CUDA_ERROR_ILLEGAL_ADDRESS 失敗が発生します。

CUDA 9.1.121の修正は2018年2月下旬に予定されています。CUDA 9.0.xの修正は予定されていません。修正が利用可能になるまで、唯一の回避策はCUDA 8.0.x にダウングレードするか、XLA:GPUを無効にすることです。

TensorFlowは、XLA:GPUとCUDAの間違ったバージョンを使用している場合は警告を表示します。e00ba24を参照してください。
謝辞
このリリースにはGoogle社の方々同様以下の方々の貢献が含まれています。

4d55397500, Ag Ramesh, Aiden Scandella, Akimasa Kimura, Alex Rothberg, Allen Goodman,
amilioto, Andrei Costinescu, Andrei Nigmatulin, Anjum Sayed, Anthony Platanios,
Anush Elangovan, Armando Fandango, Ashish Kumar Ram, Ashwini Shukla, Ben, Bhavani Subramanian,
Brett Koonce, Carl Thomé, cclauss, Cesc, Changming Sun, Christoph Boeddeker, Clayne Robison,
Clemens Schulz, Clint (Woonhyuk Baek), codrut3, Cole Gerdemann, Colin Raffel, Daniel Trebbien,
Daniel Ylitalo, Daniel Zhang, Daniyar, Darjan Salaj, Dave Maclachlan, David Norman, Dong--Jian,
dongsamb, dssgsra, Edward H, eladweiss, elilienstein, Eric Lilienstein, error.d, Eunji Jeong, fanlu,
Florian Courtial, fo40225, Fred, Gregg Helt, Guozhong Zhuang, Hanchen Li, hsm207, hyunyoung2,
ImSheridan, Ishant Mrinal Haloi, Jacky Ko, Jay Young, Jean Flaherty, Jerome, JerrikEph, Jesse
Kinkead, jfaath, Jian Lin, jinghuangintel, Jiongyan Zhang, Joel Hestness, Joel Shor, Johnny Chan,
Julian Niedermeier, Julian Wolff, JxKing, K-W-W, Karl Lessard, Kasper Marstal, Keiji Ariyama,
Koan-Sin Tan, Loki Der Quaeler, Loo Rong Jie, Luke Schaefer, Lynn Jackson, ManHyuk, Matt Basta,
Matt Smith, Matthew Schulkind, Michael, michaelkhan3, Miguel Piedrafita, Mikalai Drabovich,
Mike Knapp, mjwen, mktozk, Mohamed Aly, Mohammad Ashraf Bhuiyan, Myungjoo Ham, Naman Bhalla,
Namrata-Ibm, Nathan Luehr, nathansilberman, Netzeband, Niranjan Hasabnis, Omar Aflak, Ozge
Yalcinkaya, Parth P Panchal, patrickzzy, Patryk Chrabaszcz, Paul Van Eck, Paweł Kapica, Peng Yu,
Philip Yang, Pierre Blondeau, Po-Hsien Chu, powderluv, Puyu Wang, Rajendra Arora, Rasmus, Renat
Idrisov, resec, Robin Richtsfeld, Ronald Eddy Jr, Sahil Singh, Sam Matzek, Sami Kama, sandipmgiri,
Santiago Castro, Sayed Hadi Hashemi, Scott Tseng, Sergii Khomenko, Shahid, Shengpeng Liu, Shreyash
Sharma, Shrinidhi Kl, Simone Cirillo, simsicon, Stanislav Levental, starsblinking, Stephen Lumenta,
Steven Hickson, Su Tang, Taehoon Lee, Takuya Wakisaka, Ted Chang, Ted Ying, Tijmen Verhulsdonck,
Timofey Kondrashov, vade, vaibhav, Valentin Khrulkov, vchigrin, Victor Costan, Viraj Navkal,
Vivek Rane, wagonhelm, Yan Facai (颜发才), Yanbo Liang, Yaroslav Bulatov, yegord, Yong Tang,
Yoni Tsafir, yordun, Yuan (Terry) Tang, Yuxin Wu, zhengdi, Zhengsheng Wei, 田传武

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いろいろ改変はあるが、これはいつもどおりなので
おそらく今回のヤマは既知バグの話だろう。

CUDA9.1系を使っているなら最新版でバグが治りそうだが、
CUDA9.0系の人はダウングレードしか今のところ回避法がないというところは
記憶しておこう。

初心者にとってはTensorFlow本家サイトのチュートリアルを始めとした
ドキュメントが改変になっているところが大きい。

正直初期のドキュメントは本気で機械学習を始めている研究者向けだった。
数式も多かったし..
 #パラ味しかしてないけど、数式は減った気がする..

おそらく正式版の1.6.0は上記よりもっといろいろ盛り込まれることだと思う
実際1.5.0rc0から1.5.0正式版でもだいぶ変更がはいっていたし。





 



p.s.

まあ、なんにせよ動かしてみようかな..と
これまで動かしていたGPU版 Tensorflow1.5.0(python3)の公式Dockerコンテナ を潰し
tensorflow/tensorflow:1.6.0-rc0-gpu-py3 イメージを立ち上げて
tensorflow をインポートしようとしたら..



..うごかん..

CPU版もだめ...


...
しばらく静観しよっと...

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