前提
- PC に Cuda対応 GPU搭載ボードを取り付けていること
- 取り付けたボードがCuda対応が不明の場合は CUDA GPUs を参照のこと
- Ubuntu Server 16.04 LTS を最小構成インストール済みであること
- https://developer.nvidia.com/ 上のNVIDIA Developer Programアカウントを取得しておくこと
まずCuda本体をインストールする。
SSHサーバ化
- Ubuntu Server をインストールした PC から sudo 可能なユーザでコンソールログイン
- 以下のコマンドを実行
sudo apt update
sudo apt -y upgrade
sudo ip addr ← IPアドレスをメモしておく
sudo apt -y install openssh-server
sudo reboot
※再起動する
IPv6 をオフ
- クライアントPC上でTera TermなどのSHA2対応したターミナル接続ソフトウェアを起動
- sudo可能なユーザでログオン
- 以下のコマンドを実行
sudo echo "net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1" >> /etc/sysctl.conf
sudo sysctl -p
sudo reboot
※再起動する
vftpdをインストール
クライアントPC上のファイルをアップロードできるように、ftpサーバをインストールする。
- sudo可能なユーザでログオン
sudo apt update
apt -y upgrade
apt -y install vsftpd
- sudo vi /etc/vsftpd.conf を実行し、以下の通り編集する
...
# 31行目:コメントアウト
write_enable=YES
...
# 99,100行目:コメントアウト
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES
...
# 122,123行目:コメントアウト
chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
# 125行目:コメントアウト
chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list
# 131行目:コメントアウト
ls_recurse_enable=YES
# 最終行に追加
seccomp_sandbox=NO
- 以下のコマンドを実行する
sudo echo "xxxx" > /etc/vsftpd.chroot_list ← "xxxx" はsudo可能ユーザ名に変える
sudo systemctl enable vsftpd
systemctl restart vsftpd
gcc/g++/makeをインストール
Cudaをrunfileからインストールする場合、gccとmakeが必要となる。また、Samplesコードをコンパイルする際には、g++が必要となる。
- 以下のコマンドを実行する
apt install gcc g++ make
Cudaダウンロード
- クライアントPC上でブラウザ起動
- https://developer.nvidia.com/cuda-downloads を開く
- Select target platformにて"Linux"、"x86_64"、"Ubuntu"、"16.04"、"runfile(local"を選択
- Downloadボタンを押し、ファイルをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを cuda_8.0.44_linux.run とする。
- DOSプロンプトを起動する
- 以下のコマンドを実行し、Ubuntu Server側へファイルを送信する
cd C:\hogehoge ←cuda_8.0.44_linux.runのあるフォルダへ移動
ftp xxx.xxx.xxx.xxx ←メモしたIPアドレスを指定
bin
hash
put cuda_8.0.44_linux.run
bye
exit
runfileの実行
- Ubuntu Server側のコンソールへ戻る
- 以下のコマンドを実行する
sudo sh cuda_8.0.44_linux.run
..
※何回かスペースを打つ
..
accept ←ライセンスに従う場合
※以下不デフォルト選択でOK(デフォルトがない場合はyes)
cuDNNのダウンロード
- クライアントPC上でブラウザを起動
- https://developer.nvidia.com/rdp/cudnn-download を開く
- 要ログインアカウント、予めログインアカウントを作っておく
- ユーザID(登録済みメールアドレス) とパスワードを入力しログイン
- I Agree To the Terms of the cuDNN Software License Agreementをチェック
- Download cuDNN v5.1 (August 10, 2016), for CUDA 8.0 をクリック
- 導入したCudaバージョンによる(ここでは8.0.44を導入したため、8.0を選択)。
- cuDNN v5.1 Library for Linux を選択
- ファイルをクライアントPC上にダウンロードする(ファイル名をcudnn-8.0-linux-x64-v5.1.tgzとする)ダウンロードしたファイルの拡張子を tgz から tar.gz に変更
- DOSプロンプトを起動する
- 以下のコマンドを実行し、Ubuntu Server側へファイルを送信する
cd C:\hogehoge ←cuda_8.0.44_linux.runのあるフォルダへ移動
ftp xxx.xxx.xxx.xxx ←メモしたIPアドレスを指定
bin
hash
put cudnn-8.0-linux-x64-v5.1.tar.gz
bye
exit
cuDNNのインストール
- Ubuntu Server側のコンソールへ戻る
- 以下のコマンドを実行する
gunzip cudnn-8.0-linux-x64-v5.1.tar.gz
tar xvf cudnn-8.0-linux-x64-v5.1.tar
sudo cp -a cuda/lib64/libcudnn* /usr/local/cuda-8.0/lib64/
sudo cp -a cuda/include/cudnn.h /usr/local/cuda-8.0/include/
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