初日(7/17)だけですが、
Citrix iForum 2012へ行ってきました。
セッションやClitrix社の質疑でCloudStackに関する質問を
私の記憶、憶測やメモ書きしてきた内容を書き下してみました。
記述に誤りがある場合は、
すみませんがコメントで訂正していただけると
ありがたいです。
価格情報も載せましたが、
スライド資料を速攻手書きしたものなので
あくまで参考として見て下さい。
Citrix社の野望関連
- 2日間100セッションと、Citrix社が日本市場にお金をかけている
- Cloud Stack(Citrix社製品名はCitrix Cloud Platform)のApacheライセンス化でコミュニティ倍増以上、Citrix社としては成功した
- Citrixの青写真としてはハード+ハイパバイザとクライアントの間に1層Cloud Platformをかませて、ほとんどすべてのクライアントデバイスでCitrix Recieverを動かし、どこでも同じ仕事環境にアクセスさせる環境を売り込む戦術
- なので、iOS、Android、Windows、ChromeOS(HTML5)すべてをつなげようとしている(このロゴマークを混ぜた写真を見ればよくわかる)
- ということは、仮想デスクトップとCloud PlatformをつなぐProject Avalon(今秋でるらしい)は重要な要素か
- 仮想デスクトップ最大の弱点であるストリーミングデータに弱い部分をコーデックであるHDXをチップ化により克服させようとしている
CloudStack関連
- 現段階(3.0.3)ではCloudStackとCloud Platform(製品版)はロゴくらいでほぼ同じとのこと
- CloudStack管理下に置くハイパバイザはなにも導入されていない状態でないと構築できない
- 基本ネットワーク構成も本番に使える
- 基本ネットワーク構成はAWS風IaaSを提供する場合、拡張ネットワークはより複雑なIaaS向き
- 基本ネットワークはセキュリティグループ管理(iptables)、拡張にするとiptables管理は使用できない
- クラスタを構築する場合は、ハイパバイザだけでなくハードレベルでも同一仕様にすること
- クラスタ条件:同一ハード、同一ハイパバイザ、同一サブネット、同一共有プライマリストレージ使用
- NetScalerは基本、拡張両方で利用可能だが、拡張のほうがいろいろできる(詳細説明なし)
- XenServerとvShpereはホスト8台以上クラスタ化しない、KVMは16ホストまで
- XenServerとvSphereはエージェントを入れない、KVMとOVMはエージェントを入れる
- 管理サーバも冗長構成可能だが、MySQLが手動TakeOverになる(MySQLに機能がないため)
- 最小構成はやはり2台、1台にインストールするには、研修環境のようなXenServerの2段重ねなどトリッキーな構成になる
- vShpereを使用する場合はvCenter必須、管理サーバはvCenterに問い合わせるのでポート443接続を許可すること
- 管理サーバはNTP管理させ時刻同期推奨
- 管理トラヒックはVLAN使用できない
- リソースオーバプロビジョニング:CPU=OK、メモリ=NG(将来対応)、ディスク=OK(NFSのみ)
- 10G Ether推奨というか必須
- Cloud Portalは、顧客向けIaaSをする場合の便利な機能を保有(有償のみ、フリー版なし)
- IDCのIaaSはCloud Portalも使っている
- OpenStackにはあるがCloudStackにはないS3系ストレージはCloudiant(サードパーティ)+CloudStackで構築できるらしい
- Cloud Bridge機能だったAWS API→CloudStack APIはCloudStack上に搭載
- 日本CloudStackユーザ会のWordPressサイトができたらしい→http://cloudstack.jp/
CloudStackライセンス情報
- ソケット(CPU)単位
- 永久(通常)/年間の2種類
- Xen Server Advanced Editionを含む
- Software Maintenance(24時間保守、バージョンアップ権利)購入必須
- スライド資料をメモ書きしたのであくまで参考として使用のこと
名称 | 価格 |
---|---|
通常ライセンス | 252,000円 |
通常ライセンス スタータパック(30ソケット) | 675,000円 |
年間ライセンス | 83,700円 |
年間メンテナンス | 45,000円 |
年間ライセンス スタータパック(30ソケット) | 2,250,000円 |
年間スタータパックメンテナンス(30ソケットメンテナンス) | 1,350,000円 |
Cloud Portalライセンス情報
- アカウント管理
- セルフサービスポータル
- 課金及びメータリング
- CRMおよびサポートチケットの発行
- Salesforceなどとの連携機能
名称 | 価格 |
---|---|
年間ライセンス Standard | 630,000円 |
年間ライセンス Advance | 22,500,000円 |
年間メンテナンス Standard | 1,155,000円 |
年間メンテナンス Advance | 4,125,000円 |
以上
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