Translate

2015年5月15日金曜日

Windows7 PC(Arduino母艦)上にテスト用MQTTブローカ(Mosquitto)をインストールする

ArduinoでMQTTを扱うシステムを作成する際に、MQTTブローカが必要となるわけですが、いきなりサーバを用意して..はムリなのでローカルで動作するブローカが必要になる。

しらべてみると、MosquittoというOSSが見つかった。どうもArduinoを接続したPC上で動作するBSDライセンスのテスト用のMQTTブローカのようだ。

なので、ためしにArduino母艦にしているWindows7 PCへインストールしてみた。

以下、その際のセットアップ手順です。

1. Mosquittoのセットアップ


Windows7 PC上のブラウザを起動する。

1.1 Visual C++ 2008 再配布パッケージ


Microsoft Visual C++ 2008 再配布パッケージがPCにインストールされていない場合は、次の手順を実施する。


  • ライセンス内容を確認し、同意する場合はチェックをつけて「インストール」ボタンを押す。

  • 「完了」ボタンを押す。

1.2 OpenSSL(libeay32.dll、ssleay32.dll)


Mosquittoは、内部でlibeay32.dllおよびssleay32.dllを使用している。エクスプローラから検索してこれらのファイルが存在する場合は、環境変数PATHが通るかどうか確認し、通っていなければPATHを編集する。

もし、PC上にいずれかでも存在しない場合は、以下の手順を実行する。

  • ブラウザからhttp://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.htmlを開く。
  • 「Download Win32 OpenSSL」の「Win32 OpenSSL」最新バージョンリンクを選択する(執筆時は1.0.2a)。
  • 「Win32OpenSSL-<バージョン番号>.exe」を実行する。
  • 「実行」ボタンを押す。

  • 「OK」ボタンを押す。

  • 「Next>」ボタンを押す。

  • ライセンス条項を熟読し、同意してもよい場合は「I accept the agreement」をチェックして「Next>」ボタンを押す。

  • 「Next>」ボタンを押す。

  • 「Next>」ボタンを押す。

  • 「The Windows system directory」をチェックして「Next>」ボタンを押す。


  • 「Install」ボタンを押す。




  • 寄付金を入金しない場合は、すべてチェックを外して「Finish」ボタンを押す。

1.3 pthreads(pthreadVC2.dll)


OpenSSLと同様に、Mosquittoは、内部でpthreadVC2.dllも使用している。エクスプローラから検索してこれらのファイルが存在する場合は、環境変数PATHが通るかどうか確認し、通っていなければPATHを編集する。

もし、PC上にpthreadVC2.dllが存在しない場合は、以下の手順を実行する。

  • ブラウザからhttp://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.htmlを開く。
  • pthreads-w32-x-x-x-release.zip」最新バージョンリンクを選択する(執筆時は2.9.1)。
  • ダウンロードした圧縮ファイルを展開、PC上の適当なフォルダに置く。
  • pthreadVC2.dllの格納されているディレクトリのパスをメモする。
  • コントロールパネル>システム>システムの詳細設定を選択する。
  • 「環境変数(N)...」ボタンを押す。
  • 「はい」ボタンを押す。
  • 「環境変数(N)..」ボタンを押す。
  • 環境変数PATHを選択し、「編集」ボタンを押す。
  • 変数値(V)の文字列右端に、半角セミコロン、先ほどメモしたパスを入力し、「OK」ボタンを押す。
  • 「OK」ボタンを押す。
  • 「OK」ボタンを押す。


1.4.  Mosquitto本体



  • ブラウザから、http://mosquitto.org/を開く。
  • 画面右にある「Download」リンクを選択する。
  • 「Binary Installation」>「Windows」の「mosquitto-x.x.x-install-win32.exe」最新バージョンのリンクを選択する(執筆時点では1.4.2)。
  • ダウンロードしたファイルを実行する。
  • 「Next>」ボタンを押す。

  • 「Next>」ボタンを押す。

  • 「Next>」ボタンを押す。

  • 「Install」ボタンを押す。

  • 「Finish」ボタンを押す。

  • エクスプローラで「mosquitto.exe」を検索し、パスをメモする。
  • コントロールパネル>システム>システムの詳細設定を選択する。
  • 「環境変数(N)...」ボタンを押す。
  • 「はい」ボタンを押す。
  • 「環境変数(N)..」ボタンを押す。
  • 環境変数PATHを選択し、「編集」ボタンを押す。
  •  変数値(V)の文字列右端に、半角セミコロン、先ほどメモしたパスを入力し、「OK」ボタンを押す。
  • 「OK」ボタンを押す。
  • 「OK」ボタンを押す。


2.  Mosquittoの起動

  • Windows上でDOSプロンプトを起動する。
  • mosquitto -v」を実行する。

 

3. Mosquittoの停止

  • DOSプロンプト上でCtrl+Cを押す。

ちなみに執筆段階ではDocker Hub上にはMosquitto公式イメージは登録されていなかった。が、非公式ならいくつか上がっているので、こちらを試してもりのもよいとおもう(以下は一例、試してません)。

ansi/mosquitto
https://registry.hub.docker.com/u/ansi/mosquitto/

0 件のコメント:

既存アプリケーションをK8s上でコンテナ化して動かす場合の設計注意事項メモ

既存アプリをK8sなどのコンテナにして動かすには、どこを注意すればいいか..ちょっと調べたときの注意事項をメモにした。   1. The Twelve Factors (日本語訳からの転記) コードベース   バージョン管理されている1つのコードベースと複数のデプロイ 依存関係 ...