しらべてみると、MosquittoというOSSが見つかった。どうもArduinoを接続したPC上で動作するBSDライセンスのテスト用のMQTTブローカのようだ。
なので、ためしにArduino母艦にしているWindows7 PCへインストールしてみた。
以下、その際のセットアップ手順です。
1. Mosquittoのセットアップ
Windows7 PC上のブラウザを起動する。
1.1 Visual C++ 2008 再配布パッケージ
Microsoft Visual C++ 2008 再配布パッケージがPCにインストールされていない場合は、次の手順を実施する。
- ブラウザからhttp://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=9B2DA534-3E03-4391-8A4D-074B9F2BC1BFを開く。
- 「Select Language」を「Japanese」に変更する。
- 「ダウンロード」ボタンを押す。
- ダウンロードされたファイル(vcredist_x86.exe)を実行する。
- 「次へ」ボタンを押す。
- ライセンス内容を確認し、同意する場合はチェックをつけて「インストール」ボタンを押す。
- 「完了」ボタンを押す。
1.2 OpenSSL(libeay32.dll、ssleay32.dll)
Mosquittoは、内部でlibeay32.dllおよびssleay32.dllを使用している。エクスプローラから検索してこれらのファイルが存在する場合は、環境変数PATHが通るかどうか確認し、通っていなければPATHを編集する。
もし、PC上にいずれかでも存在しない場合は、以下の手順を実行する。
- ブラウザからhttp://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.htmlを開く。
- 「Download Win32 OpenSSL」の「Win32 OpenSSL」最新バージョンリンクを選択する(執筆時は1.0.2a)。
- 「Win32OpenSSL-<バージョン番号>.exe」を実行する。
- 「実行」ボタンを押す。
- 「OK」ボタンを押す。
- 「Next>」ボタンを押す。
- ライセンス条項を熟読し、同意してもよい場合は「I accept the agreement」をチェックして「Next>」ボタンを押す。
- 「Next>」ボタンを押す。
- 「Next>」ボタンを押す。
- 「The Windows system directory」をチェックして「Next>」ボタンを押す。
- 「Install」ボタンを押す。
- 寄付金を入金しない場合は、すべてチェックを外して「Finish」ボタンを押す。
1.3 pthreads(pthreadVC2.dll)
OpenSSLと同様に、Mosquittoは、内部でpthreadVC2.dllも使用している。エクスプローラから検索してこれらのファイルが存在する場合は、環境変数PATHが通るかどうか確認し、通っていなければPATHを編集する。
もし、PC上にpthreadVC2.dllが存在しない場合は、以下の手順を実行する。
- ブラウザからhttp://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.htmlを開く。
- 「pthreads-w32-x-x-x-release.zip」最新バージョンリンクを選択する(執筆時は2.9.1)。
- ダウンロードした圧縮ファイルを展開、PC上の適当なフォルダに置く。
- pthreadVC2.dllの格納されているディレクトリのパスをメモする。
- コントロールパネル>システム>システムの詳細設定を選択する。
- 「環境変数(N)...」ボタンを押す。
- 「はい」ボタンを押す。
- 「環境変数(N)..」ボタンを押す。
- 環境変数PATHを選択し、「編集」ボタンを押す。
- 変数値(V)の文字列右端に、半角セミコロン、先ほどメモしたパスを入力し、「OK」ボタンを押す。
- 「OK」ボタンを押す。
- 「OK」ボタンを押す。
1.4. Mosquitto本体
- ブラウザから、http://mosquitto.org/を開く。
- 画面右にある「Download」リンクを選択する。
- 「Binary Installation」>「Windows」の「mosquitto-x.x.x-install-win32.exe」最新バージョンのリンクを選択する(執筆時点では1.4.2)。
- ダウンロードしたファイルを実行する。
- 「Next>」ボタンを押す。
- 「Next>」ボタンを押す。
- 「Next>」ボタンを押す。
- 「Install」ボタンを押す。
- 「Finish」ボタンを押す。
- エクスプローラで「mosquitto.exe」を検索し、パスをメモする。
- コントロールパネル>システム>システムの詳細設定を選択する。
- 「環境変数(N)...」ボタンを押す。
- 「はい」ボタンを押す。
- 「環境変数(N)..」ボタンを押す。
- 環境変数PATHを選択し、「編集」ボタンを押す。
- 変数値(V)の文字列右端に、半角セミコロン、先ほどメモしたパスを入力し、「OK」ボタンを押す。
- 「OK」ボタンを押す。
- 「OK」ボタンを押す。
2. Mosquittoの起動
- Windows上でDOSプロンプトを起動する。
- 「mosquitto -v」を実行する。
3. Mosquittoの停止
- DOSプロンプト上でCtrl+Cを押す。
ちなみに執筆段階ではDocker Hub上にはMosquitto公式イメージは登録されていなかった。が、非公式ならいくつか上がっているので、こちらを試してもりのもよいとおもう(以下は一例、試してません)。
ansi/mosquitto
https://registry.hub.docker.com/u/ansi/mosquitto/
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